モンスーン到来

ついに北インドにもモンスーンがやってきました。昨日も夕方部屋を出た瞬間にバケツをひっくり返したような雨が降り始め、一応持っていた傘を差したのですが、ずぶ濡れ。

モンスーンは一日中雨が降り続くのではなく、一日に数度、突然こうした大雨がざーっと降って、また晴れます。そこらじゅうに水たまりができてしまうので、この時期はどこへ行くにもチャッパル(サンダル)が欠かせません。8月下旬頃まで続きます。

全てを洗い流すかのように降る大雨であたりが浄化され、緑がとても濃く見えます。雲の流れや風の音、雨の匂い。インドの自然は厳しいですが、それだけ美しい。



この突然の嵐によって、日常生活の一部が中断されてしまうこともしばしば。何もしない静かな時間が生まれます。大きな世界に身を委ねること。インドの日々はいつも、大切なことを教えてくれます。



大好きなアルンダティ・ロイの「The God of Small Things」を改めて読んでいるのですが、この時期すごく考えさせられます。日本語版は「小さきものたちの神」。1997年にブッカー賞を受賞しているのですが、なんといってもケララ州が舞台。インドの社会問題が多く含まれる中でも、本当に美しく書かれていて、考えさせられるだけでなく、心ですごく強く感じさせられる本です。


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