神様が行方不明

先週末からリシケシに行っていました。ネパールの知人がいるので、会えるかと思ったのですが、リシケシにいる多くのネパールの人々は家族を助けるためにネパールに帰ってしまっており、結局会えずじまい。(デリーもそうですが、ネパールからはたくさんの人が出稼ぎに来ています。)

中国とインドという大国に挟まれ、国内でも王政とマオイストの争いで常に不安定な状態が続いていたネパールなのに、それはそれは本当に穏やかで平和なところでした。一日16時間の停電(私が滞在していた時のこと)や相次ぐストライキなど、そんなことはおかまいなしに、みんなが穏やかに暮らしていたので、変わり果てた姿には胸が痛みます。できる支援を続けていきたいなと思っています。

そして時間ができたので、ずっと見たかったPKをやっと見ました。昨年公開され大ヒットしたインドの映画です。この映画は本当にすごい!

「神様が行方不明」

主人公(宇宙人)が地球にやってきて、ある理由で神様を探し回るのですが、あらゆる手段(宗教)を使っても見つからない。神と宗教という難しい題材を、こんなに愉快に描けるのはインドだけかもしれません。

終始本当におかしくて、それなのに物凄く深い意味があり、涙あり、ダンスあり、ロマンスあり、主演のアーミル・カーンの演技も素晴らしく、一瞬たりとも飽きることなく見入ってしまいました。



日本でも上映されればいいなと願っています。