食事と命

インド人の友人の、3人のお子さんのうち2人が急死。びっくりして、共通の友人に理由を聞いたら、夜にお米を食べたから、と返事がきて、さらに驚いてしまいました。病名とか分からないの?と聞いても、食べ合わせが悪かったらしいと。

北インドでは、夜はお米を食べません。食べる人もいますが、基本的には、お昼にダール・チャワル(お豆のカレーとご飯)を食べて、夜にサブジー・ローティー(野菜のカレーと薄焼きのパン)を食べます。


お米とココナッツをペーストにして作る南インドの料理アッパム。

インドでは、お米は体を冷やすというのですが、一年中暑い南インドでは、3食お米を使った料理をいただきます。でも、夏は45度になったり、冬は5度になったりする厳しい自然環境の北インドでは、食文化が全く異なります。特に、モンスーン(雨季)の時は、夜にお米は食べちゃダメ、と言います。雨季の湿気や気圧が体にも影響があるのだと思います。(ちょうど、今日、ケララにモンスーンが到着とニュースがありました。)

どうやら夜にダール・チャワルを食べて、その後急に激しい腹痛を訴えたので、病院に行ったらしいのですが、相次いで2人の子は亡くなったのだそう。まだ小さな子だったので、いろいろな悪い条件が重なったのでしょうが、2人も同時に亡くなってしまうなんて、もう言葉がありませんでした。

食事の重要性を改めて気づかされていますが、とてもショックなこの頃です。