病院の配給へ

ケララ4日目の夕方。病院への配給へ行きました。毎年2月のこの時期は、病院の近くの川辺でマラモン・コンベンションと呼ばれるアジアでもっとも大きいクリスチャンの集会があります。今年はちょうどその開催時期で、道路は大渋滞。配給に間に合わないかと心配でしたが、どうにか間に合いました。


配給は本当に、いつも変わらない風景。月曜日だったのですが、初めて、「配給が始まります」という病院のアナウンス放送を聞きました。びっくりしたので訊ねると、月曜日あたりは初めて入院をしている人も多く、配給を知らない人がいるため、病院でアナウンスをしてくれるのだそうです。アナウンスがあると、いっせいに並んでくれるので、配給がやりやすいようです。


病院を訪問した次の日の火曜日は、シヴァラートリーという祝祭日でお休み。ドクターも休日になるそうで、月曜日は手術や入院等をさせないだろうから、人数が少ないかも、とトマスさんの予想でしたが、列は途切れず、準備した食事をほぼぴったり全部配り終えました。最後にお豆のおかずがなくなってしまったので、常備しているアチャール(レモンのピクルス)を配りました。消化に良いため、アチャールが欲しいという人もいるそうですが、全員に配れる余裕はないため、いつもお豆のおかずがなくなってしまった時のみ、最後にリキシャから出します。


季節や時期によって食事量を予測しているのもありますが、極端に余ったり足りなくなったりすることがありません。これは本当にすごいなぁといつも思います。