昨日の出来事

昨日は夕方に空港でトマスさんにお会いしてきました。ネパールからの飛行機は遅れ、ネットでフライト状況をチェックしながら用意をしていたので、結局Uber(配車アプリ)で行きました。

デリーあたりではUberが便利に使えます。いろいろと言われていた時期もありますが、安価で質も良く、何と言っても明瞭会計なので、最近はめっきりUber。



帰りも遅くなったので、Uberをつかまえようと空港でスマホをいじっていたら、知らない男性に「Uber探してるの?」と話しかけられました。そうですと答えると、彼はスペシャルな割引クーポンを持っているから、代わりに拾ってあげると言います。確かに、私のスマホより、彼のスマホの方がRs100ほど安く表示されていました。でも、彼のスマホで拾うので、支払いは彼にしなければなりません(uberは降車時に登録しているクレジットカードから代金が引かれるので、ドライバーさんと料金のやり取りはありません)。安くなるから助かると思うよ、と彼は言います。とても爽やかで綺麗な英語を話し、騙すような人には見えない。

そんなに頻繁にUberを使うわけではないので、システムが良くわからず、そしてインドの友人知人たちから口を酸っぱくして、見知らぬ人にお金を渡してはならない、決してついて行ってはならない、といわれているので、お断りをしてしまったのですが、最近はこういうのが流行っているのでしょうか?それとも私がそんなにみすぼらしく見えたのでしょうか?

以前、カナダにいた時、バックパックを背負って国内を夜行バスで移動したことがありました。バンクーバーに着いてスカイトレインに乗ろうとした時、見知らぬ男性から、丸一日使えるスカイトレインのチケットを、これ使いな、という感じでポイっと渡されたことがありました。え!と思っている間にいなくなってしまったあの男性は、もう使わないから、という感じで恵んでくれた感があったのですが、あの時は確かにみすぼらしかったと思っています。

昨日はトマスさんにも会うし、空港にはYMCAの方も来ると聞いていたので、ちゃんとした格好をしていたのですが、、、。

私はインドで見知らぬ人に何度も助けられ、本当にいい人にもたくさん出会い、今でもお世話になっている人がいます。旅をしていると、一瞬の出会いに学ぶことがたくさんあります。カナダでの出来事も、本当に助けられて、もう10年以上も前の話ですが、鮮明に覚えています。困っている人がいたら助けようとあの時心の底から思いました。

昨日もRs100安くなったらとても嬉しかったです。でもこのご時世、人を簡単に信用できず、なんとなく繋がりが希薄になって、スマホだけが頼りで、なんか淋しいなぁと色々考えてしまった夕方でした。

前置きがすごく長くなってしまったのですが、トマスさんとは30分ほどお茶を飲みながらお話しできたので、ネパールのことも書きたいと思います。