アンジュ

SEEDSが運営していた孤児院のアシャケンドラで、7年間暮らしていたアンジュが、先日、トマスさんを訪ねてくれたそうです。無事に就職が決まったことを、嬉しそうに報告してくれたそうでした。


アンジュのお母さんであるアジータは、家政婦として働いていましたが、17歳の時に赤ちゃんを出産(アンジュのお姉さん)。でも、生まれたばかりの赤ちゃんを残して病院を去ってしまいます。赤ちゃんの父親のことを明かさなかったため、父親が誰かは分からないそうですが、もしかしたら、家政婦として働いていた先の雇い主の可能性もあるそう。赤ちゃんは、お祖母さんに引き取られました。

そして5年後。アジータは同居していた男性の子どもを妊娠するも、出産前に破局。アジータは一人で出産しアンジュが生まれるも、生まれたばかりのアンジュを残してまた病院を去ってしまいます。残されたアンジュは、お祖母さんに引き取られました。

アンジュは5歳の時に、10歳の姉と一緒にSEEDSの孤児院に入り、7年間を過ごしました。SEEDSの孤児院は閉鎖されることになったため、アンジュは別の教会の孤児院に移ります。さまざまな方面からの支援を受けながら勉強に励み、無事に大学を卒業、病院の会計士の助手としての仕事が決まりました。アンジュのお姉さんも教会の支援を受けて大学に進学、企業の受付として就職し、今は結婚しています。

アンジュの父親は、アジータが妊娠中に激しい暴力を振るっていたそうで、充分な栄養を得ることができなかったせいか、今でも身体的に弱い部分があるそう。でも、アンジュは父親について尋ねることはなく、自分自身の状況を受け入れながら生きているそうです。自分自身の存在は神様がそう決定されたことで、すべて見守られていると、強い意志を持っているそう。

トマスさんは、支援を通じてアンジュに洋服やちょっとしたアクセサリーなどをプレゼントしていたそうです。それらがとても気に入っていること、そして、その支援者のことをアンジュは気にかけていたそうです。

アンジュのように、よりよい生活を求めて生きようとしている子どもたちには、少しでも支援の手が必要。そして、アンジュの母親も、一人では難しいかもしれませんが、きっと少しでも支えがあれば、より良い道に進むことができるはず。

アンジュのこれからが、幸せに満ちたものであるように、心から願っています。

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