再びニパウイルス

今日の写真は病院での配給の様子です。
引き続き、パンやバナナなどを患者さんへ直接お配りしています。

雨季も終わりに近づき、今年はこれまでのところ病院の周辺で大きな災害が起きておらず、安堵しています。
でもまだ雨が強まる可能性もあるので、気を抜くことはできません。











先日のニュースで、ケララで再びニパウイルスによって亡くなった方がいたというニュースがありました。
9月9日に亡くなった24歳の男性のようですが、9月14日にニパウイルスに感染していたとわかったそうです。

7月にニパウイルスで亡くなった方もこの近くでした。
ただ、7月下旬にケララで大きな土砂災害が起きたので、しばらくニパウイルスのニュースは伝えられていませんでした。

ニパウイルスは、感染すると呼吸器感染症から脳炎まで、さまざまな重篤な症状を引き起こすといわれています。
自然宿主はコウモリとされていますが、ウイルスがコウモリにのみ起因するのか、専門家の間では意見が分かれているようでした。
まだよくわからないことも多く、これを受けてまた閉鎖されている地域があるようです。

デング熱もそうですが、近年の気候変動の影響もこうした感染症の増加の一因になっているといわれています。
SEEDS-INDIAがある地域とは離れているので、周辺で隔離や閉鎖などの対策はありませんが、病院での配給も注意しなくてはなりません。
関わる人々が安全で、必要な人々へ食事が無事に届けられるように願うばかりです。

ご寄付はまだ送金できていないのですが、今月中には完了できればと思っています。
送金が完了しましたら、また更新をさせていただきます。
皆様、いつも本当にありがとうございます!