山岳地帯へ
今日の写真は、森林地帯で暮らす先住民族、アーディヴァーシーの人々への支援を行った時の様子です。
森の奥深くで暮らすアーディヴァーシーの人々は、社会から孤立しやすく、医療や教育へのアクセスが非常に限られています。
森を守る大切な役割を担っていますが、生活環境がとても不安定で、外部からの支援も欠かせません。
政府からの支援もありますが、とても限られていて、生活は常に大変な状況にあります。
今回の支援では、食料品や衛生品といった生活必需品だけでなく、文房具なども支援することができました。
そして、ある少年が、父親とともに住まいから3キロの道のりを歩き、感謝の気持ちを伝えに訪れてくれたそうです。
この少年は、以前に野生の虎に襲われ、SEEDS-INDIAの支援で公立病院で治療を受けることができました。
今では元気に回復したそうですが、常にこうした恐怖と隣り合わせの生活が続いているようです。
これから雨季が本格的になると、感染症の流行や自然災害の影響が深刻化します。
現在は食料品や衛生品といった生活必需品の支援になっていますが、こうして何かあった時に助けを差し伸べられるようなサポートがあると、安心して生活することができるのではないかなと思います。
写真を見ていてもわかりますが、雨季に入り、森の緑が本当に美しく映えています。
森で暮らす人々は大切な役割を担っているので、豊かな自然とこうした人々の生活が守られることを心より願っています。
今後も社会的に見落とされがちなこうしたコミュニティに寄り添い、草の根のサポートを続けていくことができればと思います。