インドの思想と交通事情


今年インドに来て驚いた変化。

デリーでは女性バイクドライバーのヘルメットが義務化。

デリーでももちろんバイクやスクーターに乗る人はヘルメットの着用が義務でしたが、今までは女性はかぶらなくても問題ありませんでした。それは、宗教上の理由から。

インドに多くいるシーク教徒の方々は、頭にターバン以外かぶり物をしてはならないという宗教上の規則があり、ヘルメットもかぶれません。男性はターバンを巻いているので見ただけでシーク教徒と分かりますが、女性はターバンを巻かないので見ただけでは分からず、取り締まりができない。なので、女性はみんなヘルメットをかぶらなくてもよかったんです。


2012年の写真。

でも安全上の観点からやはりヘルメットは必要ということで女性も義務化になったそう。今でもシーク教徒の女性はかぶらなくてもいいようですが、どうやって取り締まるんだろう?


シーク教徒の総本山、黄金寺院。みなさんターバン巻いています。

インドの道路はまさにカオスです。首都デリーでさえ牛や豚が歩き回り、赤信号ビジネス(赤信号で止まっている車の側で物売り=買っている人が結構いる=季節感が溢れ見ていると意外に楽しい=先日のバレンタインデーでは薔薇の花が溢れていました)の人々が路上を闊歩し、一時停止などないし、逆走あり、待っていては先に進めず、みなさんたくましくなるわけです。

でもやっぱり安全第一。