神の愛とは

先週お送りしたご寄付は、木曜日の午後に無事に着金しました!今回も滞りなく届いてよかったです。トマスさんより、皆様への心からの感謝をお預かりしています。そして、こんな話を送ってくれました。

毎年、2月のこの時期は、SEEDS-INDIAが食事の配給を行っている病院の近くの川辺で、マラモン・コンベンションと呼ばれるアジアでもっとも大きいクリスチャンの集会が1週間くらいあります。マイクや拡声器を使ってお話があるので、病院にいながらでも聞くことができます。

ここ2ヶ月ほど、病院にずっと入院している男性がいるそうです。食事の配給の際には、皆さん自分で器を持参するのですが、この男性は器の準備も困難なようで、いつもビニール袋を持ってくるため、トマスさんが見かねてスチール製の器をあげたそうです。あまり喋る人ではなく、いつも会えば会釈をするくらいだったそうなのですが、マラモン・コンベンションを終えた後に話しかけられたそうです。

男性は、マラモン・コンベンションから聞こえる神の愛についての教えを1週間聞いていたけど、理解できなかったと言います。でも、今日、こうして食事をもらって、神の愛を理解できたと言ってくれたそうです。


今でも多くの人が神の存在について探っていて、博学な人でもそれを見つけられずにいて、社会は時にとても混乱している。でも、この一人の質素な男性は、食事の奉仕を通じて、それを見つけた。

男性にとても感謝をされたため、トマスさんは、日本の人が寄付を送ってくれるからできること、中には見ず知らずの人も多いことを伝えると、男性に、その人たちは気づいていないかもしれないけれど、真に神に仕える人だと思います、と言われびっくりしたそうです。私もこの話を聞いて、なんだかはっとしました。

この男性がクリスチャンだったかは分かりません。寄付を送ってくださる方も宗教はさまざまだと思います。それでもこうして一つに繋がり、考えても理解できないことが明確になるのだから、思いやるという行為の重要さに気付かされます。こうやって社会が動いていくといいなと思います。

※先週の送金後にも寄付をお送りいただきました方、本当にありがとうございます。しばらくしてご寄付がまとまってきた頃にまた送金をさせていただきます!