先週の支援
インドのコロナは新規感染者数が10万人を下回るようになり、デリーは200人台で、あっという間に東京を下回りました。各州で厳しいロックダウンを行なっていることがありますが、すごいです。
ケララもやっと落ち着いてきていますが、まだまだ油断を許さない状況で、ロックダウンは16日まで延長になっています。
支援するダリット村では、以前に感染した人も再び感染するなどしていて、とりわけ厳しいロックダウンが行われ、許可を得なければその地域から出られない状況です。政府から1食分の食事が提供されるようですが、それ以上の支援はなく、足りない部分はSEEDS-INDIAの支援に頼るしかありません。
もともと、昨年の3月に全土封鎖が始まってから、経済的弱者への支援が政府主導のもとで行われていて、約8億人の経済的弱者へ、毎月1人当たり5kgの穀物(+1世帯あたり1kgの豆類)が無料で配給されています。それでも、大家族で暮らす人々にとってはとても足りない状況で、仕事もできず、苦しい状況が続いています。
SEEDS-INDIAでは可能な限り物資の支援を行なっていて、写真は先週に行われた支援の様子です。
ここで、生活必需品の価格の高騰が困難に拍車をかけています。世界的にパーム油が高騰していることがニュースになっていましたが、ケララではそのパーム油がRs.58→Rs.117(約90円→約180円)になったとのこと。そして、ケララの料理に不可欠なココナッツ油は、Rs.184→Rs.256(約280円→約380円)に高騰しています。
ガソリンの価格も上がっていて、コロナ禍でも農家の人々は頑張り豊作になったようですが、輸送費がかさんで作物が値上がりしています。
いろいろな面に影響が出ていますが、これを機会に生活を見直し、より良い方向に進むための学びとしていけたらいいなと思います。