オーナムのお祝い
相変わらずケララは状況が改善しません。少し前に、Nikkei ASIAでなぜケララの状況が改善しないのか記事が出ていましたが、分かりやすかったです。
- 平均寿命がインドでもっとも高く、高齢者が多い上に、糖尿病患者が多い
- 人口密度が高い
- 第1波の感染防止対策がうまくいき、他の地域に比べ抗体を持っている人が少ない
- 海外に出稼ぎに行く人が多く、人の移動が多い
- 都市部と農村部の間に隔たりがあまりない(北インドは都市部を出ると農地が広がり、農村部との間に自然に壁ができている)
- 人口密度が高い
- 第1波の感染防止対策がうまくいき、他の地域に比べ抗体を持っている人が少ない
- 海外に出稼ぎに行く人が多く、人の移動が多い
- 都市部と農村部の間に隔たりがあまりない(北インドは都市部を出ると農地が広がり、農村部との間に自然に壁ができている)
まだインド全体の新規感染者数の半分をケララが占めている状況です。もうずっと病院に空いているベッドはなく、ほとんどの人が自宅で療養しています。重篤となっていた洋裁教室の先生と、病院の調理担当の女性は、適切な治療を受けることができ回復してきています。
写真は、先週に行った生活物資の支援の様子です。今日8月21日は、ケララ州で一番大きな祝祭である、年に一度のオーナムが祝福される時です。
オーナムが近づいていたこともあり、困窮家庭には食料品を中心とした生活物資を配りました。毎月の教育支援を行う子どもたちへは、それぞれが店舗で購入できるように、クーポンを配っています。オーナムのお祝いも含めて、今回は1000ルピー(約1500円)のクーポンです。
数年前から、ちょうどこの時期に豪雨災害が続いていたところに、コロナが加わり、今年も盛大にお祝いできるような状況ではありませんが、少しでも喜びを共有できることを願っています。何より、このオーナムのお祝いでまた感染が拡大するのではないかと懸念されているので、安全にお祝いできるといいなと思っています。
今年もこうして生活物資やお祝いを人々へ送ることができ、皆様へは感謝の気持ちでいっぱいです。いつも本当にありがとうございます!