雨量増える

インド全土で4カ月にわたる本格的なモンスーンを迎え、ケララでは雨量が増えてきました。2018年の豪雨災害以降、7月下旬から8月下旬頃まで、毎年のように洪水が起きるようになっています。

写真は先週の様子ですが、SEEDS-INDIAのある周辺地域も、近くを流れる大きなパンパ川の洪水によって、また浸水被害が起きています。子どもたちが通う学校は、長期間のお休みになりました。

支援する村の人々は低地に住んでおり、地域全体がすぐに浸水してしまうことから、毎回必死の思いで避難をし疲弊しています。避難するのは近くの学校などのようですが、避難者の食料や生活必需品が不足していると自治体からも相談があったので、今後支援をしていく計画です。

これまでのところ、SEEDS-INDIAのある周辺地域で人的な被害は出ていませんが、ケララの他の地域では、洪水によって亡くなった方が10名を超えているようです。








SEEDS-INDIAのある周辺地域では、田畑が冠水しているので、農作物に影響が出ています。3月〜6月の天候不順により、すでに農作物の作付けに影響が出ているので、今後の収穫量が懸念されています。

何より、農作業に従事する人々が打ちひしがれているとのこと、まだ8月も始まったばかりなので、どうにか今後のモンスーンが穏やかであるように祈るばかりです。