新学期
ケララでは例年よりも早く雨季が始まりましたが、激しい雨に見舞われており、支援を行う家庭が暮らす周辺でも洪水が発生している地域があります。
幸いにも甚大な被害には至っていませんが、地域の一部では複数の住宅が浸水し、住民の皆さんは安全を求め、近隣の学校施設へ一時的に避難する状況となりました。
被災された家庭には、生活を支えるための食料品や必需品の配布が行われているようですが、雨季は始まったばかりであり、本格的な降雨はこれからです。
まだ激しい雨が続いているため、これ以上被害が広がることのないよう祈るばかりです。
今日の写真は、毎月の教育支援を行っている子どもたちが施設に集まり、支援物資を配布したときの様子です。
今日の写真は、毎月の教育支援を行っている子どもたちが施設に集まり、支援物資を配布したときの様子です。
ケララでは雨季の始まりと同時に新学期が始まりますが、それに合わせて今回は特別な支援内容となりました。
まず、制服や通学用カバンの購入のため、子どもたち一人ひとりに1,200ルピー(日本円で約2,000円)の補助金が支給されました。
さらに、ノートや筆記用具、教科書など、学習に必要な用品も手渡しています。
加えて、いつものように新鮮な野菜を含む生活必需品の配布も行っています。
新学期を迎え、子どもたちにとっては学びに励む大切な時期ですが、近年では豪雨の影響で休校となる日も少なくありません。
支援対象の家庭の多くは低地に暮らしており、大雨によって近くの川が氾濫すると、住居が容易に浸水してしまいます。
過去にも生活用品や学習道具が水に浸かってしまうことが何度もありました。
なにより、たび重なる避難などで生活が不安定になり、落ち着いて学業に専念することが難しい状況が続いています。
どうかこの雨季が穏やかで、子どもたちが健やかに学びを続けられるよう願ってなりません。
この時期の支援は、年間を通じても特に重要な取り組みのひとつとなりますが、皆さまからの変わらぬご支援のおかげで、滞りなく実施することができました。
困難な状況の中にあっても、現地の子どもたちは笑顔を忘れず、前を向いて日々を歩んでいます。
皆さまから寄せられる温かいお気持ちが、子どもたちにとって大きな希望の光となっていることを、心より感謝申し上げます。
予定しているご寄付の送金になりますが、まだ完了しておらず、7月になる予定です。
完了した際にまた更新させていただきたいと思います。
皆様、いつも本当にありがとうございます!