女性のエンパワーメント・プログラム

今日の写真は、SEEDS-INDIAの施設において実施された、女性のエンパワーメント・プログラムの様子です。

この取り組みは、地元自治体と連携して行われていて、女性の経済的自立支援をはじめ、家庭内暴力からの保護、高齢者介護への対応など、女性の暮らしを支えることを目的としています。







ケララ州は、女性の教育水準や健康指標が非常に高く、識字率や平均寿命はインド国内でも最上位に位置しています。
また、地方政治における女性の参画も進んでおり、女性主導のネットワーク「クドゥンバシュリー(家族の繁栄)」は、地域社会で重要な役割を果たしています。

街を歩けば、働く女性たちの姿を多く見かけますが、その一方で、収入や資産の格差といった経済的な男女差は依然として存在しているとされます。
特に、持参金制度や家庭内暴力が根強く残っていることが課題として指摘されています。

SEEDS-INDIAでは、長年にわたり女性の職業訓練や就業支援に取り組んでいますが、その他にも、各地で女性農業者への支援や護身術の普及など、地域に根ざした前向きな活動が展開されているそうです。

女性の社会進出が進んだ地域として知られているケララ州でも、依然として乗り越えるべき課題が少なくないとされています。
SEEDS-INDIAのような草の根レベルの活動は、女性たちの力を引き出し、地域社会の向上にも寄与しています。
皆様のご支援に支えられた活動を通じ、女性たちが安心して力強く生きられる社会が広がっていくことを心より願っています。