出稼ぎ労働者の生活

ケララ州では、今年2025年の雨季が平年より8日早く、5月24日に始まりました。
自然が豊かなケララ州は、モンスーンの状況によって農業や生活が大きく左右される地域です。

今年はモンスーンの始まりが早まったことで農業従事者の間には期待が高まりましたが、その後一時的に雨が停滞し、土壌の水分不足から種まきが遅れる不安も生じていました。
でも、6月以降は降雨が広がり、8月20日までの累積降水量は1427.7ミリと、平年値を1割ほど下回る程度にとどまっているようです。

2018年には甚大な豪雨災害が発生し、それ以来、毎年のように大きな災害が続いていましたが、今年は極端な災害が発生しておらず、ほっとしています。
でも、まだ雨季は続き、気候変動の影響か思いもよらない時期に雨が強まったりするので、引き続き、穏やかに季節が巡るように願うばかります。

今日の写真は、出稼ぎ労働者が暮らす地域で生活物資の支援を行った時の様子です。
主に隣のタミルナードゥ州からの出稼ぎ労働者が暮らす地域ですが、以前の豪雨災害の時には大きな被害を受けました。
出稼ぎ労働者は州政府からの支援を得られず、孤立しがちなため、SEEDS-INDIAでは引き続き、生活物資の支援を続けています。










建設業や農業、製造業やサービス業など、出稼ぎ労働者はケララ州の経済を支える存在で、都市部と農村部の双方で欠かせない労働力になっているといわれます。
しかし、生活環境と労働条件はとても厳しく、加えて猛暑や豪雨など、不安定な状況の中で精神的にも肉体的にも過酷な生活が続きます。
賃金の未払いが常態化しているところもあるといわれ、労働者の生活改善には依然として大きな課題が残されているといわれます。

不定期ですが、皆様のご支援のおかげで、SEEDS-INDIAではこの地域で暮らす人々の生活に寄り添うことができています。
引き続き、少しでも人々の生活に安心と安定を生み出すことができるように、活動を続けてまいります。