マラモン・コンベンション

今日の写真は、マラモン・コンベンションの様子です。

マラモン・コンベンションは、ケララ州で毎年2月に開催されるアジア最大級のキリスト教集会として世界的に知られています。
会場は、ケララ州パタンナムティッタのマラモンに位置するパンパ川の広大な砂地です。
SEEDS-INDIAからとても近い場所で開催されるので、私も以前、連れて行っていただいたことがあります。

2026年は2月8日から15日までの開催だったようですが、期間中は毎日、聖書講解や説教、賛美、祈祷会が行われ、参加者は深い内省の時間を持ちます。

今年は、聴覚障害のある方々のために手話による同時通訳が初めて導入され、無事に実施することができたと嬉しいメッセージが届きました。
これまで、音声中心で進められてきた大規模集会において、すべての人が等しくメッセージにあずかることは決して容易ではなかったとされています。
メッセージを「聞く」ことが難しい方々にも、「見る」かたちで届けることができたということは、とても大きな一歩だと思います。
誰もがこうした機会に参加できるということは、本当に意義深いことであると思います。




この時期は、まだそこまで暑くない時で、乾季の穏やかな空の下、川辺には巨大な仮設テントが設営され、国内外から数多くの信徒が集います。
テントには16万人以上を収容できる座席があるとされていて、見渡す限りに広がる人々の姿と、静かに流れるパンパ川の風景が重なり合う光景は圧巻です。

このコンベンションの歴史は1895年にさかのぼり、130年以上にわたり途切れることなく続けられているそうです。
単なる年中行事ではなく、世代を超えて受け継がれてきた信仰の伝統が、この一週間に凝縮されているとのことでした。

早朝から夕刻まで続くプログラムは充実していて、子どもや青年、女性、男性など世代・立場ごとの集会も設けられています。
それぞれの生活背景に寄り添ったメッセージが語られ、信仰を日常生活の中でどのように実践するかが具体的に示されます。
また、貧困や教育、依存症、家庭問題といった社会課題にも積極的に触れ、信仰と社会的責任を結びつける姿勢が貫かれている点も特徴とされています。

国際的な広がりもあり、海外から招かれる講師や指導者が登壇し、多様な文化や視点も共有されているそうです。
大規模でありながら、川辺の自然に抱かれた空間で行われるため、人々は喧騒を離れ、静かな祈りの中で自らの信仰を見つめ直すことができます。
こうした豊かな機会がいつまでも受け継がれていることを心より願っています。