ベッドの支援

5月上旬に新規感染者数が40万人を超えていたインドですが、5月30日には16万人にまで減少しています。各州で厳しいロックダウンが行われ始めて1ヶ月以上経つので、特に大都市での減少が目立っています。デリーで見ると、4月20日に2万8千人を超えた新規感染者数は、5月29日には956人にまで減少していて、陽性率は1.19%と、とっくに東京を下回っています。すごい!

でも、感染は医療体制が脆弱な地方に広がり、深刻な状態です。SEEDS-INDIAがある周辺地域もそうで、病院に入れず、自宅でも過ごせない感染者が溢れていて、療養できる場所が必要となっています。トーマスさんが昔学んだ大学に約50台のベッドを収容できる建物が見つかったのですが、ベッドがなく、SEEDS-INDIAとトーマスさんの自宅からベッドを寄付しました。








いつも行くと私が寝ているベッドです!トーマスさんの自宅の2階は広く、雑魚寝ですが20人くらいは滞在できるようになっています。今でも訪問する時はここに泊まっていますが、学生の時にワークキャンプでケララを尋ねていた時もここに滞在していました。

そこにあったベッドと、SEEDS-INDIAの施設にあったベッドを合わせて、合計25台のベッドを寄付しています。そして、医師や看護師さんも見つかり、月曜日からは使用できるようになるとのこと。

インドは時の流れがゆっくりに感じることもありますが、こういった時の動きは本当に早く、いつも見習いたいと思っています。

一方で、物資の支援も定期的に行なっています。まだ地方は大変な状況ですが、都市部は落ち着いてきているので、ここをしっかり乗り越えたいです。送金は来月を予定していますが、集まっているご寄付をトーマスさんに定期的にお伝えしています。皆様のご支援が本当に心強く、何よりもの支えとなっていると、トーマスさんのメールにいつもあります。本当にありがとうございます!