先住民族との出会い

先日、用事があってトーマスさんがケララの山岳地帯を通った時、森の中でいわゆる物乞いの子どもたちに出会ったそうです。この辺りは象や虎などを含む野生動物が多く暮らす地域で、許可がないと入れない地域になっているそうです。

子どもたちがあまりにお腹を空かせている様子だったので、ひとまず持っていた食料をすべて手渡し、近くで暮らす様子を少しだけ見せてもらったとのこと。

彼らはアディヴァシ(アーディヴァーシー:最初の居住者)と呼ばれる先住民族です。私もこの辺りはあまり知識がないのですが、ドラヴィダ人やアーリヤ人が来る前からこの地に居住していたと考えられています。




この辺りは野生動物の脅威がありますが、森林の規則によりきちんとした家屋が建てられなかったり、教育にアクセすることもできなかったり、さまざまな病にも苦しんでいるようです。

政府も支援をしようとしているようですが、数キロのお米といった支援のみで十分でなく、栄養を取れていない子どもも多く目にしたようでした。

窮状を訴えられ、何かの縁ではないかとのことで、可能な範囲で支援を行うことを試みています。支援の報告がありましたら、また更新したいと思います。

貴重な文化や伝統があるところでもあるので、良い形で進むといいなと願っています。