土砂崩れのニュース

少し日本のニュースでも伝えられていましたが、SEEDS-IDNAIのあるケララ州では、7月30日に大規模な土砂崩れが発生しました。
8月3日のニュースを見ると、これまでに357人の死者が確認されて、まだ200人が行方不明になっているとありました。
2018年の豪雨災害以降、雨季になると毎年のように発生するこうした災害に言葉がありません。

異常な降り方をする雨は気候変動の影響なのでしょうが、自然が豊かなケララ州ではその影響が顕著に見られるような気がします。

土砂崩れが起きた場所はSEEDS-INDIAとは離れた場所にあり、直接的な被害は出ていませんが、以前にトーマスさんが別の団体を通じて活動をしたことがある場所のようで、寄付金を送金する計画と連絡をいただきました。

また、SEEDS-INDIAの周辺地域でも近くを流れる大きなパンパ川がまた溢れており、低地にある村などは浸水しているそうです。
毎年、8月は特に雨量が多くなる時なので、これ以上に大きな被害が出ることがないように願ってなりません。

写真は、少し前に山岳地帯に暮らす先住民族へ生活物資の支援を行った様子です。
写真からも分かりますが、こちらでもだいぶ雨が降っているようで心配です。
















前回の5月の支援の時には、猛暑が続いていて飲料水を確保するのも大変なくらいだったので、厳しい自然の中で、いかに効率的かつ効果的な支援を行うかが重要であると実感しています。

現在は、長引く雨のために多くの日雇い労働者が仕事を失っている上に、ケララ州の全域で水系感染症が蔓延していると言います。
困難が続く状況の中で、皆様の温かいご支援が大変心強く感じられているとトーマスさんのメールにありました。

自然の恵みに敬意を払いつつ、これからも困難な状況におかれている方々を支えていく活動を続けていくことができればと思います。