ご寄付をお渡ししました!

昨日の夕方、来日中のトマスさんに都内でお会いし、ご寄付をお渡しさせていただきました!

前回は5月11日に送金をしたのですが、それ以降、個人的にお預かりしたご寄付も含めて、8月11日までに各方面から集まったご寄付は合計で485,000円でした。皆様へ、心からの感謝をお預かりしています!本当に本当にありがとうございます。


トマスさんの忙しいスケジュールの中、お夕飯もご一緒できて、いろいろとお話しすることができました。まずは、豪雨のこと。インドの各地で豪雨になっているのですが、ケララは特に被害が大きく、先ほどあるニュースを見たら、これまでにケララだけで76人の方が亡くなっているとのこと。

支援するダリット村の人々は、去年の教訓から、水が出る前にSEEDSの施設に避難していて、今は施設にいるそうです。施設では病院の食事作りも行なっているので、十分な食材が確保されていて、食事も提供しているとのことでした。トマスさんは明日ケララに戻るのですが、コーチン空港が閉鎖されていたので飛行機がきちんと飛ぶのか心配。飛んで戻れたとしても、自宅まで帰れるのか心配です。

来月には、ケララで一番大きなお祭りであるオーナム祭があります。去年は豪雨でお祝いどころではなく、多くの祝賀行事がキャンセルされました。今年こそはと計画し、子どもたちには6月の学校開始時に支援できなかった通学バッグを贈る計画をしていましたが、被害の状況によっては、できないかもしれません。多分、2回目の鶏小屋支援も難しそう。すでに、オーナムのお祝いよりも、災害支援を重視すべきという雰囲気があるそうです。

トマスさん曰く、この自然災害は、今の世代のせいではないと。トマスさんの世代(60代)にとても社会が欲深くなった。その結果。トマスさんのお子さんはちょうど私と同年代で、トマスさんはちょうど私の親世代。トマスさんは自分の子どもたちが生きる社会がこんなに苦しまなければならないことを嘆いていました。これからの子どもたちに美しい自然を引き継ぐためにも、私たちも本気で動かなければ!

トマスさんがケララに戻って、また詳しい状況が届いたら更新したいと思います。


そして、カシミールのこともあり、政治話が盛りだくさんだったのですが、結局、宗教や思想は政治と結びつけるべきではないということの繰り返しでした。

カシミールの自治権の剥奪のニュースが世界で伝えられる一方で、イスラム教徒に暴力を振るうヒンドゥー教徒の姿が出回ったりして、ヒンドゥー教ってこんな宗教だったんだ…なんて見方もされていて、違うー!と叫びたくなりました。

私はヨガが大好きだし、ヒンドゥー教の教えにはたくさん学ぶことがあるし、その文化もとても尊敬しています。でも、その思想や宗教を利用して人々を煽る今の政治には、ヒンドゥー教の大切な教えの一つであるアヒムサー(非暴力)も見えないような気がします。

インドだけでなく、日本も含め、世界中のこの流れが変わるといいなと思います。