ロックダウン中の帰国

日本に帰ってきました!半年前に4月11日のJAL便を予約していたのですが、もちろん欠航になり、4月3日の臨時便に乗ることができました。この状況の中、飛行機を飛ばしてくださり心から感謝。

外出禁止に始まり、もう既にインドで2週間近くロックダウンだったので、ほぼ誰にも会っておらず、日本の誰よりも感染していないと思い、実家で待機しようかと思いましたが、ご近所さんも不安になるだろうし、両親も高齢になっているので、ホテル待機を決定。出費は痛いですが、この安全・安心はお金では買えない。現在ホテルでセルフロックダウン中です。

羽田空港には当日転んで怪我をした友人がなんと松葉杖で迎えにきてくれ、ホテルまで車で送ってくれました。デリーも封鎖になっていて、空港までの足がなかったのですが、外出すれば罰せられる可能性もあるところ、やはり友人が車で送ってくれました。飛行機に乗るには、大使館が空港までの通行許可証を発行してくれたので、問題なく移動できました。私から頼む前に、送るから!といって、何がなんでも実行してくれる友人たちに心から感謝。私もこういう時は、必要以上におせっかいでいたいと思います。本当に助かりました。


まだインドは21日間のロックダウン中です。私はロックダウンが終わるまさにその日(4月14日)にビザの期限が来るというタイミングでした。最後までいたかったですが、ロックダウンは延期になるようだし、どうやら長引きそう。大使館からも毎夜遅くにメールが届くので、本当に大変な状況なのだと思います。しばらくは大人しく日本で引き篭ろうと思います。

現在は、食材などの生活必需品も配給制になるなど、外出禁止がさらに厳しくなって、封じ込めに入っている地域がデリーでもあちこちあるようです。インドではこれくらいしないと大惨事になると誰もが想像できるので仕方ありませんが、コロナで死ぬ前に空腹で死ぬと、この強制ロックダウンの打撃は相当に大変なものになると言われています。

でも、あちこちで支援の輪が広がっているし、生活を見つめ直している人々もたくさんいます。この時期の過ごし方で今後が大きく変わると思うので、これを学びの機会に、良い方向に行くように行動したいです。

写真はインドを去る前日のデリーの空。信じられないくらい空気が綺麗で、自然は穏やかでした。