マスク届く

インドのロックダウンは5月3日まで延長になりました。当初は3月25日から4月14日までの予定でしたが、感染者は増えていて、4月14日にモディさんより延長の声明がありました。今回は、午後8時ではなく午前10時のモディさんでした。夜の声明に比べ、明るい時間の声明は精神的な打撃が和らぎます。

ロックダウンは、4月20日までさらに厳しく行い、その時点で感染者が出ていない地域は徐々に緩和されるようです。そして農作業は許可されるとのこと。本当によかった。今は収穫の重要な時期。

そんな中、ケララが頑張っています。中東などへの出稼ぎ労働者が多かったり、海外に出る人が多いケララでは、一時期はインドでもっとも感染者が多い州になっていました。が、抑え込みにかかり、今日の時点で感染者400名。現在もっとも多いムンバイのあるマハーラーシュトラ州は3651名、2番目のデリーは1893名。

現在のケララの保健相は女性で、2018年のニパ・ウイルス流行の際にも陣頭指揮にあたった方です。なんだか、この状況では女性リーダーの活躍が見られるような気がします。

そして、SEEDS-INDIAでは、2000枚のマスクを手配することができました!






SEEDS-INDIAがある周辺地域では、良質な布を十分に入手することができず、コーチンのYMCAの協力を得て、コーチンで製作を行いました。製作をした女性たちの2人は、トマスさんの教えで洋裁訓練を受けていた女性たちで、自宅で朝から晩まで休まずに縫製してくれたそうです。

そして、スレーシュが通行許可を得て、コーチンまで取りに行きました。これで、村の人々はひとまずマスクをつけることができます。

トマスさんからマスクを手配すると連絡が来て、こんなに早く2000枚もできるとは思わなかったので、本当にびっくりしました。この状況の中、それぞれの役割を可能な限りまっとうしようとしている人々の姿に胸を打たれます。