支援続く

インドは全土が封鎖&外出禁止になっている状況ですが、SEEDS-INDIAのフード・サービスは滞りなく続いています。トマスさんもアメリカで足止め状態なので、もどかしい状況ですが、スレーシュが本当に頑張っていると。

なんと、特別な通行許可を得ることができ、これまで通り配給を続けられているそうです。そして、4月1日からは、施設で調理した食事を病院まで運び、配膳はSEEDS-INDIAのスタッフが患者と接しないよう、病院のスタッフが行ってくれるそうでした。

教育支援を行う子供たちも、今のところみんな元気に過ごしているそうです。学校は閉鎖になっていますが、家で過ごすにあたり十分な食糧や除菌剤があるか、スレーシュがすべて確認をしたとのこと。まだ先は長いですが、きっと元気に乗り越えてくれると思います。


インドでもこの状況が経済に与える影響は甚大で、政府が様々な対策を打ち出しています。でも、日雇いの人々は既に食料を買うための現金がない人も多いようで、今後かなり大変な状況が見込まれます。支援をする子どもたちの親の多くも日雇いです。

全土封鎖の影響で、デリーに取り残された出稼ぎ労働者の人々が、何百キロと歩いて故郷に帰るニュースも大きく報道されています。私が今住んでいる建物や、日々歩く道路、利用する空港など、すべて彼らの手で作られたもの。彼らの力はインドを支えるために欠かせないものだからこそ、すべての人が支援を得られるといいなと思います。

デリーの友人たちとも、食事を提供する方法などできることを考えましたが、素人の私たちが動くべきではない。政府もしっかり動いているので、動けないのは辛いですが、今は本当に、stay at homeこそが社会を助ける唯一のことだよねと、耐えています。

あと、最近は見かけない動物(猫や犬)がやってくるようになりました。レストランが封鎖になっていて、残飯をもらっていた犬や猫たちがお腹をすかせているんだと思います。

これからいろいろな問題が見えてくると思いますが、この機会に学びながら、良い方向に向かっていきたいです。