極寒の年末

昨日の朝はデリーで1.7度まで下がりました。なんと過去100年間で2番目に寒い12月となっているそう。12月の上旬に来た嵐のせいで空気中の水分が多い(?)らしく、太陽の光がなかなか届かないとか、六甲おろしのヒマラヤ・バージョンと呼ばれる冷たい風が強いらしく、もう本当に寒い。

インドは45度を超える夏仕様の住居のため、石造りの家が多く、部屋にいても冷蔵庫に入っているようにしんしんと冷えます。あまりに寒くて心身が動かず、苦手な暖房器具を買おうか迷ったのですが、きっとあと2週間くらいだし、物が増えるのも嫌で、この貴重な寒さを楽しもうと思います。


沸かしたお湯をボトルによそって、もこもこの靴下を履かせて抱いていると、湯たんぽのようでとても温かい。そして、防災グッズの中にあったアルミのレスキューシートを何気なく持ってきていたのですが、これに本当に救われています。これを毛布と毛布の間に挟んでボトル湯たんぽを入れると、こたつのよう。

デリーはフライオーバーの下などで暮らしている路上生活者の人々が多く、シェルターに避難している人々もいるようなのですが、とてもじゃないですが、すべての人が避難できるわけではなく、毛布を寄付してくださいという案内も見かけます。まだこの寒さは終わらず記録更新を続けるようなので、少しでも早く暖かくなりますように。

インドは特に年末年始が長くお休みになるわけでもなく、普段どおりに動いています。今年もたくさんのご支援をいただき、本当にありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えください。